店舗・オフィス用 パッケージエアコン
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B−−−■冷媒接続配管肉厚の選定設計圧力の変更に伴い、冷媒接続配管肉厚が変更となります。変更となる冷媒接続配管肉厚を右表に示します。銅配管の場合、材質によって配管肉厚が異なってきますのでご注意ください。1/2H材の場合、配管曲げ作業ができなくなりますので、曲がり部にはエルボを使用してろう付け接続を行ってください。また、フレアナット寸法が一部変更となります。これはJIS B 8607「冷媒用フレアおよびろう付管継手」により規定された右表のように変更になります。■据付工事の流れと施工上の留意点〈冷媒配管工事・気密試験・真空乾燥・冷媒追加封入〉冷媒R32を使用した224〜335型の場合、一般社団法人 日本冷凍空調工業会が発行する JRA GL-16(注1)に基づき施工してください。注1. JRA GL-16:微燃性(A2L)冷媒を使用した業務用エアコンの冷媒漏えい時の安全確保のための施工ガイドライン40〜63型80型112型140型160型39m223m240m2※ 室内最小床面積は漏えい高さ(室内ユニット設置高さ・か35m223m235m228m216m228m2( )内は気密試験圧力を示す( )内は気密試験圧力を示す〈据付工事の流れ〉工事区分の打ち合わせ使用冷媒の確認設置空間の安全の確認施工図作成スリーブ・インサート工事室内ユニット据付け施工前の準備冷媒配管工事(ドライ・クリーン・ノンリーク)ドレン配管工事ダクト工事保温工事室外ユニット基礎工事室外ユニット据付け電気配線工事ディップスイッチ設定次ページへ続く設置空間の床面積が下記の最大冷媒量に対する室内最小床面積以上であることを確認します。(パーテーションなどで仕切られた狭いスペースへの設置禁止)くはん高さ)1.8mの値です。・室内ユニット側総冷媒量と設置空間が下式を満足することを確認します。m÷(A×hs)≦0.076 m:総冷媒量(kℊ) A:床面積(m2) hs:設置高さ(m)※設置高さは、床面から冷媒漏えい想定箇所までの高さです。・室外ユニット側室外ユニットの周囲4面が1.2m以上の壁で覆われている窪地の場合、総冷媒量と設置空間が下式を満足することを確認します。m÷(A×he)≦0.153 m:総冷媒量(kℊ) A:窪地面積(m2) he:製品高さ(m)R32(最大4.15MPaゲージ)◉40〜160型:室内床面積の確認◉224〜335型:冷媒漏えい時最大濃度の確認◉R32対応製品であることを確認してください◉計測器・工具(R32専用)◯1.配管は適正な材質・肉厚を選ぶ◯2.配管内部の清浄管理徹底◉3.配管接続はろう付けを基本とし、製品との配管接続がフレアの場合、製品付属のフレアナットを使用◉4.ろう付け前に冷媒検知器(電子式)で冷媒漏えいがないことを確認◯5.ろう付け時の窒素ガスブロー必須◯6.ろう付け後、配管内のフラッシング必須◯7.フレア加工の仕上がりを厳密に◯8.フレア部に塗布の油は合成油◯9.トルクレンチの使用厳守◉R32対応製品であることを確認してください製品には互換性が全くありません〈施工の相異〉R410A(最大4.15MPaゲージ)R410A対応製品であることを確認してください計測器・工具(R410A専用)1.配管は適正な材質・肉厚を選ぶ2.配管内部の清浄管理徹底3.ろう付け時の窒素ガスブロー必須4.ろう付け後、配管内のフラッシング必須5.フレア加工の仕上がりを厳密に6.フレア部に塗布の油は合成油7.トルクレンチの使用厳守R410A対応製品であることを確認してください〈R410A〉283室外ユニット容量・型名省エネの達人プレミアム5m27m25m26m2ー22m2室内最小床面積省エネの達人寒さ知らず冷媒配管用銅管の肉厚(mm)冷媒〈R32〉R22銅管材質銅管外径φ6.35φ9.52φ12.7φ15.88φ19.05φ22.2φ25.4φ28.58φ31.75φ38.10.60.80.81.01.01.21.21.41.41.65O材O材O材O材O材O材O材O材O材O材R32・R410A銅管材質O材O材O材O材0.80.80.81.01.01.01.0−−−(JIS B 8607)(注) 上記以外の薄肉配管は絶対に使用しないでください。1/2H材1/2H材1/2H材呼称銅管外径6.359.5212.7015.8819.0517222629361/43/81/25/83/4フレアナット銅管二面幅フレアナット寸法B(mm)フレアナット二面幅BR32R22R410A1722242736冷媒に関わる施工概要

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